ADHDと自動運転:自制心を身につけようとするのをやめた理由
AuDHD日常ADHD

ADHDと自動運転:自制心を身につけようとするのをやめた理由

meinsystem.appの創設者、Max Anton Schneider
Max Anton Schneider

meinsystem.appの創業者

更新日

数日前、大きな気づきがあった。1日の大きな部分が、ADHDの自動運転で動いていた。

SNSではなかった。TikTokやInstagramでもなかった。

私の場合は、音楽だった。

朝、スマートフォンを手にすると、ほぼ自動的に音楽アプリを開いた。ヘッドフォンを着け、音楽を流す。突然、私はそこから離れていた。体ではなく、注意がすぐ別のものに使われた。

本当は朝、運動、ストレッチ、少し考えること、静かな朝食をしたかったかもしれない。でも、その間に、もっと簡単な選択肢があった。スマートフォンを開き、音楽を流し、すぐ刺激を得る。ほとんど毎回、そちらを選んだ。

長い間、ただ自制心が足りないと思った

悔しかったのは、何が自分によいかわかっていたことだ。運動後は気分がよくなると知っていた。それでも朝にはできないことが多く、やがて、なぜできないのかと思う。

でも、その「ただ決める」が、私には問題だった。素早い刺激の選択肢が目の前にあれば、毎回決め直す必要があった。朝、作業中、休憩、車の中。毎回、簡単なほうが目の前にある。そして、いつか自動運転が勝つ。

自制心の不足ではない。1日に同じ決断を何回繰り返すと、いずれ負けるかということだ。

だから、自制心に頼るのをやめた

やがて、別の考えが来た。そもそも、この決断をしなくてよくしたらどうか。

「明日は音楽を減らそうとする」ではなく、技術的にできなくする。

素早い刺激へ引き込むと感じるものを、スマートフォンから外すか、本当にブロックし始めた。本当に、というのは、15分後に「制限を無視」を押せるアプリ制限ではない。わかりやすい抜け道はない。毎日の自分との交渉もない。

(具体的な道具については、別の記事を書く予定だ。)

翌朝、突然運動をした

起きた。いつもの選択肢は、もうなかった。音楽も、簡単な逃げ道も、頭をすぐ満たすボタンもない。

そして、ストレッチを始めた。そのあと、運動した。一晩で自制心が増えたからではない。もっと簡単な代わりが、使えなくなったからだ。

問いは、「なぜ正しいことができないのか」ではないのかもしれない。「なぜ、いつでもずっと簡単なものを選べるようにしているのか」かもしれない。

いつでも衝動的に外せる境界は、私には本当の境界ではないことが多い。未来の自分のために、先に決めた仕組みが必要だ。怠けているからではない。自分には、どれほど速く自動の動きが始まるかを知っているからだ。

以前の生活が、どれほど騒がしかったかに気づく

いちばん面白いのは、生産性ではない。その場にいる感じが増えたことだ。

以前、どれほど次々刺激へ向かったかに、今初めて気づく。音楽、動画、ポッドキャスト、スマートフォン。何かがいつも流れている必要があった。それで、自分の考えをほとんど聞かなくてよかった。空白があれば、すぐ埋められた。

今は、そう簡単ではない。音楽なしに、30分運転できるようになった。ただ運転し、外を見て、考えを終わりまでたどる。それが、意外なほど心地よい。

退屈が、また許される

空いた秒をすぐ埋めなければ、考え、アイデア、感じ取ることが生まれる。あるいは、今ストレッチしてもいいという気持ち。

運動を始めるのは退屈だ。片づけを始めるのも退屈だ。でも5分後には、気分がよいことが多い。一方、素早い刺激は、使えれば最初の1秒で勝つ。

音楽が問題なのではない

「音楽が悪い」と言いたくはない。音楽が好きで、今も聴く。違いは、いつ聴くか決めたいことだ。頭に1秒空白ができるたび、自動的につかみたくない。

だから今は、意識して1日30分聴く。退屈からの逃げ道として1日中使えないので、むしろもっと楽しめる。

今日、試せること

読んでいて自分のスマートフォンを思ったなら、仕組み全部を変えなくていい。1ステップで十分だ。

いちばん速く自動運転になるアプリを、1つ見つける。いちばん時間を使うものではない。「手に取る」から「注意が離れる」までが最短のものだ。その1つを、3日間ブロックする。ゆるい制限ではなく、しっかり。

できた空白で、何が起こるかを見る。

スマートフォンが、先に決めたことより強くならなくていい

ときには、解決は自制心を増やすことではないのかもしれない。必要な瞬間に、もう乗り越える必要がないだけ強い境界なのかもしれない。

この記事の位置づけと信頼できる基礎情報

この記事は個人の経験と一般的な情報を組み合わせたものです。診断や治療に代わるものではありません。医学的な基礎情報は、ドイツ連邦の公式健康情報にあるADHDと自閉スペクトラム症の解説をご覧ください。

このテーマに関連する記事

タグ

#ADHDの自動運転#ドーパミン#デジタルの境界#ニューロダイバージェント#AuDHD